鉞子(えつこ) 世界を魅了した「武士の娘」の生涯/内田義雄


長岡図書館でご本人寄贈本?読み🎵


「武士の娘」つーたらアテシはちくま文庫版

で読んだけろ分厚くて文庫なのに1000円くらいした(当時定価で買った記憶)けど面白かったなあ!
長岡藩の家老の娘だった著者が幼い頃を思い出してその暮らしぶりを書いたもので
優しい語り口の中に当時のワンダーと厳しく優しい家族の姿が浮かんでいた。
なんか数奇な運命?で渡米したお方であるらしいのけど
著者は日本人なのになんで訳者が別にいるの?・・・という不思議。



その後アーサーゴールデンの「SAYURI」を読んで(映画化の三年前くらい?)

(↑主演が中国人なのはイカさなかったナ★チャン・ツィイーは美人だし好きなけど)


その序文でも「武家の娘」と鉞子さんに触れられてておろろいた☆ナンデ?とオモたら、
そもそも「武家の娘」は1925年米国で発表され世界的大ヒットしたベストセラー本だったのよ★

その著者である杉本(旧姓稲垣)鉞子の生涯を同郷の縁から興味を持った元報道マンで現ライター?の内田さんが
地元のネットワークも駆使して丹念に掘り起こした熱意あふれる一冊(キラリ)。
前二冊を読んでるからか、ますます面白かった!!


つうか戊辰戦争関連本も何冊かは読んでるけんど
むしろ読めば読むほど分からない・・・状態がかなり救われた、感じ。^^

うン、将軍さまからして江戸城明け渡して大政奉還の流れは逆らえない雰囲気?だったぽいのに
なんでそれに抵抗してナンデよりによって長岡藩が賊軍になってしまったのか・・・?がわからんちンだったのけど
河井継之助が過激な武装中立派だったのに対し鉞子父は他の多くの藩に追随する穏健・恭順派だったのネ★
(天狗党とかも粛清されたり開国と忠義の間で引き裂かれた時代で革命は血を呼ばざるを得ない??)
河井も鉞パパも同じ家老とは言え稲垣家は藩の後見格の二千石、
叩き上げの切れ者だった河井には9歳年下の鉞パパはへなちょこボンに見えてた?みたい><。

これまで読んだのはわりかし河井寄りの視点が多かったけんじょ
あとから考えたら恭順してた方が被害は少なかったんじゃ・・・て気もする。歴史にIFは無いけれど★
(河井が有能すぎた、せめて鉞パパと年齢逆だったら・・・)
(ガトリンクも値段ほどは役に立たなかったみたい・・・
そも隠し資産?が小藩のわりにあったのが悪いのか
「在常戦場」でため込んだお金はご禁制の密輸で稼いだ・・・って、
『そちも悪よのう』がいつも越後屋なのはそんな歴史?)

奥羽列藩側が勝利してたらどんな戦法も評価されてたんかもしんねけど
泣いてヤメレという村人の前で村落に火をはなったり、かなりの悪行もしてたっぽい過激派たち。
戦後河井をもてはやしたのは赤穂浪士的なアレかねえ・・・(処刑しといて復権的な)。


そんな逆境からの鉞っちゃんちのリスタート、
パパは失職、旗本暮らしに絶望して民営化?武家の商法でうまくもない旅館経営とか荒波。
その長男・平十郎(のちに央と改名)は嫡男として父と命運を共にしたPTSDか学問にも身が入らず結局半端な人生><。
けんど一旗揚げようと渡米したところで出会った貿易商・杉本松雄に救われ命の恩人とも言うべき彼と
妹の鉞との縁談を決めたのがこの兄で☆


ふ~ん、それで鉞っちゃん渡米したんか。
てか話がまとまった当時、鉞っちゃん14歳!そこから英語習得のために東京のミッションスクールへ。
卒業後、さらに五年間給費返還の代価労働で教師として働いて・・・って
夫の元へ渡ったのは24歳、なんて気の長い時代やあ!><。

結婚生活は実質10年ほど、会社が傾き立て直し中で実家に帰されてる間に夫は病死・・・・
二人の娘をかかえ鉞は・・・!



米国での暮らしをなにくれとサポートしてくれたミス・ウィルソン。
これが理想の百合関係というか実質夫とよりも深い縁?^^お姉さま~!!
16歳年上の彼女は姉のように母のように鉞を導き、実質「武士の娘」も共著みたいなもので
だから欧米人に受けた面もあるにしても日本文化を愛し鉞の実家に二年以上ホームスティしたり
控えめな影の存在ながらその高雅な意思と美意識、鉞との心からの敬意に満ちた交友がなければ
この本は書かれることもなく世界ヒットもなく・・・・
この本や新渡戸稲造の「武士道」で良いイメージを売ってたからこそ現在の日米友好があったのかも?

アチシもなんで原爆落とした国と戦争してたなんか信じられないほどのべったりぶり?が不思議らったけど
それ以前の歴史で日本の良いイメージを売り込んでた人たちがおったのネ!と目ウロコ。
その中でも鉞ちゃんは女性として女性でしかできなかったカタチの民間外交官だったと🎶

さぁすがあ!
文章を書き始めたのは経済的な理由のダメ元ではあったものの
その爽やかな人柄の現れるエッセイに目を留めた
当時人気作家兼編集でもあったモーレーに自伝執筆を勧められ世界的ロングヒット、
名門コロンビア大学の特別講師に就任。着物姿で日米友好に務められたと☆


未亡人となり娘と引き離されないために頑張った鉞ちゃん、
日米どちらにも通用する教育を受けさせた娘たちも縁を得て伴侶を持ち
まだまだ活躍する意欲もあったものの帰国時に体調崩しそのまま滞在延びてるうちに大戦勃発・・・!
愛する二国の戦時中にはその心を痛めながらも戦後また
くじけない誇り高さと非戦と奉仕の心で愛され続けた生涯であった。


そもそもその生誕時からして戊辰戦争の敗残者としてのスタート、
無一物から教育の途中でキリスト教徒になった鉞にとって無私のピューリタン的な生き方は自然なものであり
周りはその清廉な人柄を愛さずにはおれなかった・と☆

品格ある生き方とは鉞っちゃんのようなことを言うのでね?
もっともっと知られるべき人物であり読まれるべき本だと思いましてよ!!!!!!


朝の連ドラになってもいいんじゃなくて!?えねっちけーさん^^☆
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