愛犬王 平岩米吉伝 /片野ゆか


「第十二回小学館ノンフィクション大賞受賞作」やて☆^^
(先に気になったのは「犬部!」だけんじょ、コミカライズもされてるみてやからそのうち・・・)

「犬好きの奇人研究者」と言われたお人で
シートンやバンビを紹介し「動物文学」というまんまなタイトルの雑誌を発行、
犬や狼を何十頭も自宅で飼い、その生態を観察して文章を発表。

アジアの犬の風土病・と言われたフィラリア撲滅にも尽力されたお方なのね!


生い立ちからの記述が特に興味深かったおん★
裕福な竹商の家に生まれ神童ぶりを発揮した幼少期。
腹違いの放蕩兄たちに母もろとも命を狙われるサバイバル?
そしてそれを迎え撃つ気の強さの美人母!
評判の美人でえげつねえ迫害に負けない強い母ではあったが
母らしい行動は産むまで?であとは芝居好き遊び好きで育児は乳母に任せっぱなし・・・><。

ピアノを習う大人しい嫁を迎えて一層自分に尽くさせようとするモンスター母。
妻を連れてこの母から決別、郊外に家を構えてようやく思うように暮らせるようになり
幼少期に乳母が読んでくれた馬琴の「椿説弓張月」のような狼との暮らしを実現。
(ニホンオオカミも蝦夷オオカミも絶滅後で朝鮮狼の子供を入手)
イヌ科のハイエナや狸・狐なども飼育したが
中でも一番に愛したのはシェパードだった・・・・。


お金持ちのお坊ちゃんで頭脳明晰、
連珠という当時大ブームだった五目並べ系の頭脳ゲームでも名をなし
与謝野晶子や北原白秋といった文士たちとも交友あったりのマルチアーティストっぷり(^^♪
お金持ちなのに着るもんには無頓着で表紙みたいなバカボンルック?の着流し姿が多かったんて☆
(いいモン着せてもすぐ犬に破かれちゃうから周りも諦めてた)

銀座のデパートにハイヤーで乗り付けてお供に犬や狼を従えてた(引き綱もナッシン)なんか
おおらかな時代ですのう。^^
「月に吠えらんねえ」(清家雪子)愛読者なわらしには当時の文士たちの名前が出てくるだけでドッキンコ!(朔や犀とも交流アリ)
「ゴールデンカムイ」や「シートン(狼王ロボ)」ファンらから日本の狼の歴史にうるるん><。。。

おらんちで子供の頃飼ってた犬も小柄な雌だったけど毛がゴワくてよく遠吠えしてたから狼の血が入ってるんじゃ・・・?と思た。
多産系で愛情あふれる名犬でいた。おお~ん!


多くの犬を飼って多くの犬を看取ったからこそ「その至福と絶望」にも説得力。
犬がくれる盲目的な愛に報いるためにどれだけしてやってもそれで充分、とも思えないよなあ・・・・
愛すればこそ、つらいの!



戦後疎開から帰ったら家が乗っ取られてたり
戦時中に馬や犬など動物もお国のために・と犠牲になった歴史><。残酷や!


一人の愛犬家を通して日本の動物観の変遷を見通せる一冊でした。ワンだふる・ニャンだふる(^^♪
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