蓼食う虫/名香 智子

BLトラベラー みずほさんのアイズオンリー (一穂ミチ)の記事を読んで
「相貌失認」という症例が気になった。

アスペルガー疑惑?漫画という記事でも似た症状を「アスペじゃね?」と取り上げたことあるですが






桃色浪漫 4 (フラワーコミックス)桃色浪漫 4 (フラワーコミックス)
(1995/08)


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収録の「蓼食う虫」という作品がモロにあてはまる話だったな、と思い出した。

お話はおデブで眼鏡の女子高生・玉緒が親の遺言で?結婚するのですが
どうせ自分はブスだから恋愛することはないだろうし・・と姉の身代わりに。
ところが相手はイケメンでお金持ちで優しい、非の打ち所がない男性・石動木士。
あまりにも話が旨すぎる・・・と思ったら、ナント夫は毎日夫婦生活をしてる妻の顔も覚えられない男だった・・・!

^^☆はじめはデブ専だから自分が気に入られたのかと思い込んでた玉緒は
夫が妻を体型でしか見分けておらず、太った老婦人と間違えられた現場を見てショックを受ける。

自分を好きなわけじゃなかったんだ、と消沈する玉緒。
きっかけは親からのいいつけであっても、
顔は見分けられなくても士は玉緒を愛してるし離婚する気はないと言う。
そんな玉緒に相続権目当てに士の弟・司が言い寄るが・・・?




いくらなんでも婆さんとJKを間違えたり
毎日夫婦生活してる妻の顔がわからんとか
漫画的誇張が大きすぎね?・・・と思ってたけど
本当にそーゆー人はおられるのねえ、と相貌失認 wiki←読んで驚いた☆
(えっ!ブラピも?!)


漫画ではブスJKが美男兄弟に争われたり
夫から熱愛されるうちに愛で磨かれて?出産デトックス?で美人に脱皮、
「私の顔を覚えようとじっと見つめてくれるのがすごく幸せ^^」と美男夫とラブラブエンドでした。




「桃色浪漫」シリーズは読みきり短編で
ミステリーシリーズの方が何度も編集されて売れてるっぽいけど
寓話的で美男美女が登場しまくる、ちょっとHな恋愛譚が楽しいから大好きなシリーズなんだあ☆^^

二巻収録の「枯れ木に花」も
イケメン研究職の女慣れしてない彼がHが下手すぎて振られそうになる話がおもろかった。
Hは上手いけどいい加減すぎる若い男と天秤にかける主人公が選んだのは・・・?


そんなうまいこといくかよ!と思うところもあるけど
罪が無い都合よさ?と華やかなワンダーが溢れた良質の作品集やと思うの。大好き!
せっかく掘ってきたから再読しよっと♪^^
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ヴェルサイユのシンデレラ/名香 智子

ヴェルサイユのシンデレラ (フラワーコミックス) (フラワーコミックス)
(2011/06/10)


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ロココの冠の前作読んで話がつながった☆

女装の麗人・ラファエルの恋人・ポーランド皇女マリーが
15歳のルイ15世に嫁ぐことになった事情と宮廷に巣くう権力争いとゴシップの渦。


あんましスカッとしない話で
かといって史実にもそんなに忠実ではなさそう?な中途半端な印象なれど、
あくまでゴージャスで華麗で美人だらけの紙面に魅了された☆^^

衣装や宝飾品に対する執拗なまでの?細かさっつうか^^
レースとかここまで描く必要あるかよ、とも思うけど
この「やりすぎ感」がなんともキモチ良い☆ロココ丸出しでイイネ!


一方キャラクターが全員既視感ありまくり・・・?てか

マリーは美女姫のかの子ちゃん?
オルレアン公はシャルトル家の先祖らしいからアンリでもいいけど、
ラファエルはアテネーとほぼ同じ顔のような?
美少女顔のルイ15世、マダムジョーカーの百合子ちゃん??


なんだか「美女姫」のなかの劇中劇の焼き直し・・・・のようにも思えたり。(スターシステム?)


まあそれがマイナス要素にならない程度には名香ファンなちよこですが。^^

ロココの冠/名香 智子

ロココの冠 (フラワーコミックス)ロココの冠 (フラワーコミックス)
(2012/08/09)


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このシリーズは「黒百合の騎士」までしか読んでないけど
シリーズラスト?のこれ、ポンパドゥール夫人の話だって聞いたもんで。


こないだの「サンソン」読んだあたりから
あのへんの公妾たちのことに興味出てきちゃった☆


アントワネット様があれほど憎悪の対象になったのも
それまでは「公妾」が背負うはずだった派手な宮廷リーダー(贅沢の象徴)の役割を担ってたからで
ルイ16世がカタブツで一穴主義だったのも良し悪しだよね・・・てゆう論調だったさ。





ポンパドゥール夫人はルイ15世(16世の祖父だっけ?)の公妾で初のブルジョア出身。(貴族以外はそれまで無かった)
美貌と知性を併せ持ち、フランスを支配した女性で流行の発信地だったそうな☆
サンソンの元カノだったデュ・バリー夫人はポンパドゥール夫人の死後に公妾になった人で
首飾り事件の首飾りは元々はデュ・バリー夫人のために注文されたものだったとか。



さて、「ロココの冠」は5歳で王位についたルイ15世、
その妻となったマリー・レグザンスカ(ポーランド皇女)、
マリーと愛し合う(プラトニック関係?)ラファエルとの利害関係が絡む中で
ルイに一目ぼれした美少女としてポンパドゥール夫人を配します。


母の愛を知らぬルイは年上で優しいマリーを愛してますが
常に人恋しい、愛人コレクター?セックス依存症?
ラファエルもお気に入りで秘密諜報員として重用、男色はタブーなので敬虔なカトリックとして手出ししないものの
本当はラファエルが一番好きみたいです。^^

そんな奔放で気の多いルイをめぐる愛憎劇。

愛する王妃のために暗躍するラファエルは
ポンパドゥール夫人に「王妃を敬うこと」を唯一要求します。
そしてライバルが都合よく消えるのも彼が噛んでる・・・のか?







はっ!宮廷一の美女は女装の男で王妃の愛人、って「緑のディアーヌ」じゃんすか!!
名前もラファエル、恐怖の大天使!
ははあ、ここにつながってくるのか☆



ポンパドゥール夫人の逸話は政治的な史実エピソードも面白いらしいのでその辺もまたなにかで読みたいですが
これも美しく愛すべきキャラたちでの公妾のシステムがわかりやすく説明され
憎めないルイと肉体を超えた愛を結ぶラファエルたちとを矛盾無く描く名香さんの手腕。
(王妃もポ夫人も性的なことが好きじゃないから官能的な話にならないのが残念やけど)


シリーズいっこ前の
ヴェルサイユのシンデレラ (フラワーコミックス)ヴェルサイユのシンデレラ (フラワーコミックス)
(2011/06/10)
名香 智子

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も読まなくちゃ!(そのうちに・・)

名香さんの、ゴージャス卒業宣言?

いつも絢爛豪華な世界を楽しませてくれる名香作品ですが、

美貌と財産・権力も愛も不自由してない有閑マダムが主人公の「マダム・ジョーカー」最新刊は
マダム・ジョーカー(8) (ジュールコミックス)マダム・ジョーカー(8) (ジュールコミックス)
(2010/05/17)
名香 智子

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いままでとは方向性の違い?を感じてとまどいました。



とはいえ、悪い意味ではなくむしろ好感を感じたし
このシリーズでは最も感動した一冊。

4本のストーリィが収録されてますが
どれも見栄を張ることの空しさ・・・本当のぜいたくについて語ってる気がしました。



蘭子さんのお屋敷の元の持ち主である独居老婦人は
「身の丈に合わない暮らしはかえってストレス」と語り

娘・蘭奈の同級生の成金の娘は
悪趣味で高価な買い物ばかりする父親を嘆き

蘭子一行がふくびき招待券で訪れた温泉のおかみは
無料の客なんかこれで充分・とおろそかな扱いをしたためにかえって大損を・・・


そして芸者あがりの大奥様、初恋の純愛を貫き通す美しさを見せてくれました☆うっとり。
籍を入れたり一緒に暮らしたり、セックスするだけが愛じゃないんだよと言われた気。^^粋だね!




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パートナー

パートナー (8) (小学館文庫)パートナー (8) (小学館文庫)
(2000/04)
名香 智子

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文庫版だと全8巻なんだね☆

もてない男の中で参考文献?として引用されてましたが^^、
(処女はありがたがられるのに、童貞はありがたがられないのはなんでだ!と憤っていた☆^^)


この作品はすべての少女に読んでもらいたい恋愛の黄金率テキストだと思います。
(もちろん男性にも読んでいただきたいけど・)


さまざまな愛の形を描ききってます。


少年・少女が年上の人に憧れるキモチから
初体験のバリエーション(?)、
裏切りや変節、きれいごとだけで語れない愛の裏表を
華麗な競技ダンスの世界を舞台にワールドワイドに描いています☆



とくに見所?は
ローティーンで身ごもってしまう小夜子ちゃんや
世間知らずだった頃の茉莉花の母が悪い男に利用されるあたり、かな。
(茉莉花のバージンレイプシーンもなかなか)




あんねえ。
男って、アンタをシアワセにするために生きてるんじゃないんだよ?という、当たり前なメッセージを発してると思いますの☆


婚活ブームやシンデレラ願望にも言えるけど
あまりにもムシのいい要求をしてるBLとかって腹が立つアテシなんだけどさ、
相手の立場を鑑みようとしない、思いやりや想像力のない人間は不快だし嫌われてもしょうがない・と思います。



だからよりよいパートナーを得るために、
そして円滑な対人関係を学ぶためにも・・・と、この作品を全国民の課題図書にしたい推進委員なちよこですがなにか?^^

(あと「闇金ウシジマくん」は借金の恐ろしさを学ばせるために一巻だけでも読ませておくべきだと思っていたのでドラマ化はめでたい!です。できれば教科書にのせたいくらいだ)



もちろん漫画としてもおもしろいし絵も華麗だしキャラも多様で魅力的だし
長い作品だけど飽きないで読めるし
何度読んでも新しい発見があるし
文句のつけようの無い傑作だ!!!と保障します。



・・・少なくとも「ガ○スの仮面」よりは売れるべき作品だと思うけどなあ><。(あれが駄作だと言ってるわけじゃないけど)

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麗藤ちよこ

Author:麗藤ちよこ
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昭和中期生まれの老嬢が
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