ひもとくはな /ルネッサンス吉田


ルネ先生、非BL.。私小説風?


これまでに描かれてきたモチーフが集大成的に網羅されてまんなあ。

父への憎悪、男嫌い、なのに不感症SEXを繰り返す自棄的な主人公。
愛されるのを怖れながら何よりも愛されることを希む孤独な魂?

風俗店に勤めたりNTRりNTRれの愛憎劇?の中で冷え切った自我を持て余す・・・。
薬物に逃げかといって破滅しきるでもなくメンタル医に通い・・・・


主人公が最終的にマイナー漫画描きになったり
即売会でBLにのめりこんだり
腐女子にありがち?な感性で女同士はないわー・・・なはずなのに
気付けば女子と疑似恋愛(疑似じゃない?)してたり・・・。



う~んこれまでの繰り返し焼き直し的な印象ではあるのに
逆に集大成のような満足感を☆^^
絵も相変わらず神経症的なトンガリ?は感じるもののこれはこれで完成度としての安定つうか。
(元々鬼気迫る巧さは感じるタッチだったけろ)


そしてやっぱり2007年だったのか、
アチシが勝手に「BLパンデミック元年」と名付けた年に神秘体験をした描写があって・・・

それまでどうにも自分を憎み切り刻んできた主人公が
どうにか泥沼の中から這い上がろう、這い上がれなくてももがき続けようと前向きになれた年。



んん~。
この感覚はおそらくいくら説明しても伝わらない人には伝わらないし
伝わる人には伝わる種類のものなんざろうなあ★レビューしにくいことこの上ナッシン!^^


安易な応援は受けつけてくれなさそうな拒絶を感じる作家だけど
少し離れたところでこっそり伴走しつづけたい気持ちです。(見えざるストーカー?)


しかし気になるのはモデルがいるとしたらどれがパンダ編集なんやろか。(下世話)
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恋のシャレード/ルネッサンス吉田


ルネ先生がJK主役の漫画描いたはる!
「愛を喰らえ!」も女性が主役だったけどあんなだったしな~^^☆



フツーに可愛い今時の女の子が
陰ある予備校講師に興味をもちなんとなく?つきあうんですが
噂では高校教師だったとき教え子とデキてクビになったとか?

どうもその子がその男の目の前で投身自殺したみたい><。
(デキてたのは本当で妊娠してたとか・・・・?)

妊娠したくねかったらセーフセクロスしればいいのに★
妊娠くらいで死んでたら命がいくつあっても足らんやないの!
彼女が死んだ状況についてははっきりとは語られてないけど
先生には悔やみきれない心の傷になっているようです。
(いつも寝不足?みたいな疲れた隈目なの)

そして死んだ自分の夢(投身?転落死?)を繰り返し見るJKも
両親の離婚に何も感じてないふりをしていますが
くりかえし死ぬ自分を見て泣きながら目覚める姿に表層では認められない深層心理が描かれているような気がします。


二人は終盤関係がばれて引き裂かれるのですが
二人が本気で愛し合っているのなら・たとえどんな障害が立ちはだかったとしてもその愛を貫けばいいだけで
諾々と引き離されようとするのはそれぞれに代替行為?でしかなかったから・・・・?
、と思って今ラストシーンを見返したらこれは別れというより新たなるはじまりなのかにゃ~?

「ちぎれるような恋がしたいの!」と宣言して彼氏と別れた主人公・遙と
「恋とかわからない・・」と泣きながら自殺したJKが忘れられず
忘れられないままに遙と割り無い仲になってしまった雪広。

互いに自分の内面しか見ていないかのような届かなさの描写が
「先生」と呼びかける遙と「雪広」と下の名で呼ばせようとする先生とのやりとりであらわされていました。


たとえ愛し合ってても別人格である以上なにもかもは理解しきれないものだし
その寂しさを不足だとつのらせても限りはなくて><。


ん~。
ルネ先生がある種の天才であることはほぼ初対面で勘づいてはいたけねど
アチシやごく一部にのみ理解と傷を残して退場していく作家かも・・?と懸念してたけど
(同人時代の再掲や焼き直し多発で><。)
これは剥けたかな?

腐れや一部の漫画オタク以外にも充分訴求する作品になってるとオモ。
雑っぽい?印象の作画なのに表情や台詞の選び方にはっとするところが多くて読み返すごとに理解が深まるタイプの作品ぽい。


ふと「シャレード」の意味をぐぐったら

Lyrics訳詩の世界
charade- シャレード
普通はジェスチャー・ゲームと訳されるが オックスフォード辞書によれば
"a situation in which people pretend
that sth is true when it clearly is not"
明らかに真実でないことをさも正しいかのようによそおう
つまり だましあい


てコレか!と得心が。

ルネせんせえは物知りやねえ☆

愛を喰らえ!! /ルネッサンス吉田

(F COMICS)愛を喰らえ!! (F COMICS)
(2013/11/15)


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一話だけ雑誌で読んで、ルネルネらしい?痛ましさを感じて
コミクス出とったのは知ってたけどあえて放置しとったらこんなに時間が経ってってた!!!><はわっ・・・。



んん、BLではないですが
これまでに読んできた作品とかぶってる部分の多い作品でした☆

要素としては
父による近親相姦レイプ、
性風俗店勤務、
(不感症のSEX依存症?)
精神科通い・・・・といったメンヘラ丸出しフルオープンぶりですが

里/中先生が(山/岸先生も?)昔やたらと不倫をテーマにした作品を描いてて
やっぱりそうだった事実からしてルネルネもそうだったんじゃ・・・・と勘ぐってるアチシれす。
こりゃもーエンタメとしての漫画ではなくて
作者が生きるために描いてる私小説的なもんなんだろうかのう・・・・><。


なまぬるい覚悟では受け止められない痛み。




そんな男性憎悪(と同時に女性憎悪?)をまっこうから描き
そして何かを解脱した印象を感じる作品になってました。


BLを描いたり読んだりしてる腐の人にはみんなある種の男性憎悪があると思う。
(人によってその含有率は違うろうけど)
それがあるからこそ男性を犯し・辱めずにはいられないんだろうと。

そして同時に憎いはずの男性から愛されたいと願い、愛したいと思うのが女性の本能?


そこらへんがちゃんと描けてるというか
この一冊でルネ先生はなにかに折り合いをつけ乗り越えた印象を持ったんだけど
もうこれで『いつ消えるかヒヤヒヤする漫画家』リストから外してもいいかな・・・・?と荷を降ろすような安堵感したんけど
ホントに大丈夫かのう・・・。



次作品、

を読めば確信でけるかしら??

スナーク狩り/ルネッサンス吉田

マンガ・エロティクス・エフ vol.77マンガ・エロティクス・エフ vol.77
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山本直樹、志村貴子 他

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ルネ先生の新連載☆

最近初期のような危うさを感じなくなってたもんでついチェックがおろそかになっとったんじゃけど
これまたバキバキと音が聞こえるような精神のきしみ?を感じさせる衝撃作どした。


・・・つーかまあルネルネのあいかわらずな世界?みたいな気もしるんだけど^^
今回は女性が主役です。

ちゅうかこのヒト
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(2009/03/27)
ルネッサンス 吉田

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に出演しとらんかった??

舞台もほぼあんな感じの売春宿。
主人公はそこの家業を継いだあるじ。
新人(男)が面接に来て性サービスに従事します。

男を憎む主人公は自分がされて嫌だったこと(性的な値踏み)をその青年にわざとイヤガラセとしてしつつ
罪滅ぼしのように?焼肉に連れ出したりしてます。
(青年はほとんどダメージなくて主人公の方が苦しそうです><。)



主人公は性的被害者?で実父をはじめ教師や多くの男たちに好きなようにされてきた過去。
拒否したらどんな目にあわされるかと抵抗すら出来なかった自分を含めて男たちを憎んできた


真に迫るモノローグが
きっとこれはルネ先生の中に紛れもなく存在する本音でもあろう、つー気がした。






初進出雑誌で一話完結連載の第一弾、ということもあってか
久々に気合を感じる作品でした☆^^

インタビューページでデビュー当時前後の話とか興味深かった。
同人誌「デレリクツ」が再録されてしまったときは原稿オトしてそーとーヤバかったらしい。(編集も)

『ナニこの人!?メンタル大丈夫?消える漫画家??』と気をもみながら見守っておりましたが
作家として安定しつつも作品の尖鋭さはますます研ぎ澄まされつつあるルネ先生にこれからも目を向けてゆきたい、
・・・て思いましたの。(僭越ながら)

悲しき玩具

ガイのテニヌ本入手。

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昭和中期生まれの老嬢が
感動したり興味を持ったりしたことを
節操なくミーハーに書きとめています。
主に読書日記。(腐傾向・雑読)

きわどい話題もありますので
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伏せコメントと拍手コメントは基本的に一人で見てニマニマします。通常コメントには全レスを心がけております☆
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