舞姫 テレプシコーラ 全10巻完結/山岸凉子


以前見当たらなかったコレが魔窟から発掘でけたので再通読☆
(ついこないさの気がしるけんど2000年ごろスタートしたのねえ><。)


やっぱり読み始めたら止まらなくなるド・名作!!

わーし個人はバレエには格別な思い入れはないというか
優美に見えても全体重がかかるトゥシューズの中はタコだらけ・とか
団の運営にかかる莫大な費用の捻出・とか
主役とコールドの間にある絶対的格差・とかとか
光が強い分だけ影も深くなるものよのう・・・・・と感じるザマス★

あ・天皇制に感じてることに近いかな?
(高貴なる虜囚みたいな同情心を寄せておりんす)



はてさて、今回は千花ちゃん六花ちゃんの親的視点から読んでしまいました☆
千花ちゃんたら五千万?も治療費かけさせておいて自殺なんてヒドス><。(さめざめ)


だけど千花ちゃんが死を選んだ直接のきっかけ?は
別の道を択ぼうとした彼女を咄嗟に否定したせいだ!!・とも思えるので
そんな自分を責め続けるしかないオカータマが不憫・不憫。

オカータマこそが人生をバレエに捧げてきたバレエ教の被害者つうか
裕福な家の一人娘に生まれて人一倍の努力と家族の協力があっても
それでもプリマになれなかった無念・を才能あるわが娘で晴らしたかったのかな、と。
(そのためなら5000万ごとき屁でもない?実父は頼れなくなってもいずれ公務員の夫の退職金もあるし・・・って
茶道ではVIPだったらしい姑の遺産でなんとかなったかしら?←あくまで金銭事情が気になるゲス^^;)





一方で千花ちゃんの学校でのイジメの実態も気になりんす★
あのエラ張りケバブスがいじめ主犯格なのだとして
そこまで千花を憎むだけの事情、トップをとれない実力をなじられたりの人格否定とかの虐待を受けたのかも・とか

キモ教師からのエコヒイキという迷惑行為によってクラスに味方がいなくなっちゃった千花の立場

そして本人自体が自覚してなかったとしても女王様のように高慢に見える美貌と才覚?
弱音を吐かせてもらえない親からの期待・などなどが逃げ場をふさいでしまったんじゃろうか・・・・><。




この物語の主人公は六花ちゃんで彼女がコレオグラファーとして大成するためには
大好きな才能ある姉の喪失という断崖が必要だったのかもしんねけぞ
空美ちゃんがエレジーある名ダンサーになるにもあれだけの壮絶体験があればこそなのかもしれないども
そこまで累々と積み上げなければならないもんなのう・・・?と絶望するす★
そうまでして高みを目指さなければならんものなのん?



はわわわw
六花ちゃんのプロヘッソナル編が読みたいよぉう><。
空美ちゃんのあの後編か車椅子美智子先生の青春編でもええです(^^♪

「レベレーション」はなんかコケそうな気がしるんや



あ・今読むとNYCBの天才ソリスト・駿くんは「ダンスール」の潤平と同タイプやねえ。^^
ダンスールは三か月ペースで新刊出てたのにどうしたんじゃろ・ええとこなのにん!><。
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山田参助の桃色メモリー/山田参助


こっちはもうちょい若い方向け?・・・と言っても80年代に青春送った世代なんかシニアもいいとこですやん☆^^


単行本でまとめられちゃうと逆にその時代性の違和感が消えてしまうからうっかりするけど
この本に収録された作品は2003~2009年に発表されたもので正真正銘平成時代のものなのよ。
サイバラがプッシュしてくれたおかげで依頼があった実話系の雑誌に掲載されたんて★
(サイバラ自身が「恨ミシュラン」とかからのスキマ産業出身だからのう><。王道漫画誌にはコネなし?)


だけどおかげでこのように自由なやりたい放題が許されたというか
昔(それこそ80年代くらい)のロリコン誌はかわいい女の子のヌードといったノルマ?を果たせば
あとはどんなトンチキや手抜きもOKだったなあ・・・と懐かしく☆^^;


絵はもちろん器用に元ネタを彷彿させる模写タッチでありながら
ちゃんと女の子のボディラインは柔らかく整い表情も官能的で
ネームに盛り込まれたネタのみちみち詰め込み感はまるで氣志團で
あの時代を生きてない若者にはわからんじゃろ・と思うけど知らない世代には新鮮に感じられるのかなあ・・・?


この本だけ読んだら参助の本来のタッチが分からないと思うけぞ
他の本から来たらその表現の幅の広さとどのコマにもあふれている過剰なまでのサービス精神に驚くと思うよ!!!
買って損はないと思います。(ちよこ保障認証)←趣味じゃなかったらゴメン・としか><。ハンパしちゃって?

ニッポン夜枕ばなし/山田参助


ぽちったのが到着☆

絵柄からして昔の「小島功」(ヒゲとボイン)のパクリトリビュート?リスペクト?つうか
いいのかコレ?ってくらいのパロっぷりなんだけど
どんどんネタがどぎつくなっていく様が寝不足ハイのようなテンションを掻き立ててくれてモウ大変。^^


並みならぬ画力があるからこその変幻自在?
「コミック乱」という時代劇雑誌に好評連載されたものだそうだけれど
いきなり広田弘史風のド劇画タッチの回があったり
小梅ちゃんの林静一風なカットやらで
女性はちゃんと色っぽく上品な見た目、
男はわりと等身大でむさくるしい(ホモ的には愛くるしい?)感じなんだけどどっちもド助平で爛漫におおらかな印象。

これぞ艶笑!笑う門には福来る☆で魔除け効果期待できそう(^^♪


腐女子の千代ちゃんが兄上とその親友をそんな目で見る「びいえる侍」シリーズ
河童や狸や鬼といった昔話のオーソドックスな素材×エロでもどこかキラリと光る新鮮さで
若者から漫画をあまり読まないシルバー世代まで受け入れられそうなコミックでした。凄いな!

ゴールデンカムイ 14 /野田サトル


金カムの新刊も読みまんた。


いよいよのっぺらぼうの正体も明かされるし網走監獄編もケリがついて次巻からは樺太編かな、
犬堂率いる監獄側と第七師団の全面戦争デストロイの中にも
イケジジイ・土方の手錠デスマッチやらチンポ先生(牛山)の生き埋めフラグ?、家永のマッドサイエンスなどなど
細部にも無駄なく効果的な見せ場を作りつつ興味をそらさない無駄のない話運びやわ。

少し物足らなく感じるのはお笑いと変態、そしてグルメ要素が少な目なせいですかのう。
面白いは面白いし疾走感ぱねえのけど
変態ありきを前提に期待しちゃってるわが身の業・・・とでも申しますか★^^



ネタバレサイトで騒がれた杉元の頭に銃弾シーンは全然ハラハラしなかったなあ、ワテシは。
だって「不死身の杉元」のモデルは著者の祖父だと以前どこかで語ってたよね?だから死なないで長生きするのはわかってたし
人間は脳の一部ぐらい吹っ飛んでも死なないということは実際にこの目で見て知ってたから。

(゚д゚)(。_。)ウン30年くらい前かな?
なごーか駅前ですれ違った爺様、若い頃はさぞイケメンだったろうという涼やかな佇まいで
だからこそぎょっとしたのけれどガーゼで隠した完治済みの古傷は明らかに頭蓋骨ぼっこり陥没を
わしら見るものを驚かせないようにというエチケット的な配慮を感じたけど隠しきれてない^^;
だけど堂々としていて恥じてない姿勢がすんごくかっこいかったのォ♬
世代的に戦争で失ったんだとは思うけど自然体で背筋が伸びた様子と傷跡の壮絶さとのバランスっちゅうか
精一杯のことはやった・という悔いの無さ?清々しさすら感じた一瞬だったの。


杉元もあーゆー感じで生き残ると思ってたから。
(帽子で隠れる程度の欠損じゃ物足らないにゃー)


次巻15巻はDVDつき特装版で9/19発売決定済!!!ファッ?




愛生子(全二巻)/里中満智子


あれよ星屑(7・完まで)/山田参助からのつながりで
里中先生もパンパンを肯定的に描いてなすったよなあ・と魔窟から発掘、再読☆

うわあ・やっぱりオモロイ☆☆☆


多分セールス的には数多の里中作品の中では売れてない方だと思うけんど
少なくともおらが読んできた中では抜群に面白い作品だとオモ!^^

そもそも「アリエスの乙女たち」あたりの第一次里中ブームの世代でさあ、
おらが内容も知らずに「風ごよみ」というコミックスを買ったのはクラスメイトに勧められたJS5年生・・・
(その子も知らなかったのけど未読新刊を買ったらスッチャデスの不倫漫画でドン引き^^★)
そっから数多くの里中作品読んできたと自負するけどそれでも全てではない、実に多くの作品を
様々なジャンルに多様な作品性を切り開いたパイオニア的な偉大な漫画家ですやん☆彡

ヒット作よりニッチな作品がアテシの好みで
「満智子の千一夜」や「ブルースコルピオ」などのウイットに富んだものが心に残るわん♫
「鶴亀ワルツ」という養老院漫画、「夢色果実」も不倫テーマにしつつ被害者ヅラしないのが新しく感じたり☆^^





さて、「愛生子」は半自伝かな?と思わせる戦中生まれの女の子・愛生子が主人公で
その時々の風俗・ブームを紹介しつつ時代に流されまいとする新しい生き方を模索する女の子の昭和サバイバルなお話。

いきなりですが母のあさこがパンパンです!
とはいえ全く後ろ暗さのないあっけらかんとした態度で
夫は従軍したまま帰ってこないし子供と病気の姑もかかえて女の自分が他に何ができんの?って開き直りです。
つーかオンリーかな、米兵のジョージをちゃんと愛して結婚する気で混血児まで産んでるんだから・・・。
なのにあっさり彼は帰国してしまいリサという扶養家族も増えてさらに男遍歴を重ねはするんですが
最終的には黒田という羽振りのいい町内会長の二号さんに。
その都度全身全霊っつうか決して自立は出来ないし本妻にもなれないんだけど
「あなただけが頼りよ」と男にすがって生きる姿がもう女のプロって感じで憎めません。^^

愛生子は「ウチはおかあちゃんみたいにはなれへん」と反面教師にしようとしますが
いくら頭が良くて勉強を頑張っても周囲は親と家庭環境を見て侮ります><。
そして本人は純愛のつもりでも結局は美人で色気もある愛生子の肉体的魅力に陥落する男たちは
世間体というむしろからは守ってくれない甘ちゃんだらけのお坊ちゃん、理想主義?

それでも自分の意思と責任で生きようとする愛生子の毅然とした生き方はカッコイイし
手切れ金代わり?の学習塾を立派に切り盛りして実業家として成功する立身出世ストーリー。
親友お嬢様・ゆり子ちゃんは漫画家として大成しますが彼女も妻子持ち編集とこじれます・・・・><。


以前読んだ時は物足りなさを感じた(愛生子30歳、未婚のまま終劇)けど
これは愛生子が主人公のようでいて昭和そのものの混沌を描こうとしたのではないかと。

矛盾を矛盾のまま描いているというか
母・朝子も手段を択ばず生き抜こうとする姿
父・浩司も帰国したら妻が男をくわえこんでて未練はあるけど手ぶらでは帰れないという沽券?
愛生子にしても真実の愛を見つけようとしつつ遍歴を重ねてるし
妹・リサも華やかな芸能界に憧れつつロマンポルノ女優になったり
浩司の母もパンパンまでした嫁を恨みつつ彼女に扶養されるしかなかった相克・・・
家庭を守りつつ朝子一家も大事にしたい黒田
その息子で愛生子を愛しつつも母の反対を押し切れなかった優柔不断な優等生・正彦。


人間そのものが矛盾の中であがくのが人生そのもので
いつも無いものねだりをしているようなものじゃ・・・・?と思わせる作品なのれす。

リバイバルしつづけるべき名作どす☆ほああ・・・
プロフィール

麗藤ちよこ

Author:麗藤ちよこ
ちよこのブログへようこそ!

昭和中期生まれの老嬢が
感動したり興味を持ったりしたことを
節操なくミーハーに書きとめています。
主に読書日記。(腐傾向・雑読)

きわどい話題もありますので
精神的にお子様な方・シャレを理解なさらない方は進入禁止で★


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『面白きこともなき世を面白く・・・』
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