幕末日本のクーデター―錦旗に刻印された官軍の野望/星亮一


明治維新というクーデター/星亮一を読んで戊辰戦争の全体像が鳥瞰できた気がしたけど

こっちはまたその一回りスケールが広がった・というか
ペリー来航~日米敗戦までの総括の様相で・・・・

歴史の授業では駆け足ではしょられてしまいがちな部分?ではあるけど
むしろそこんところが一番大事な現代日本の成り立ちなはずなのに
ある意味すんごく説明しづらい矛盾のかたまりだったわけで><。


つーかEDちんこの様にやわらかめなアテシのおミソでは理解しにくい硬い文章らったから読みにくかったのけど

井伊直弼が惨殺された桜田門外の変
岩倉具視が女官だった姪に毒を盛らせた・と噂された?孝明天皇崩御が歴史のターニングポイントかと★


これまでに見たドラマとかでは井伊直弼は漢奸天誅?と悪者のように描かれてた記憶けど
井伊直弼自身は開国派っつうか諸外国の圧力に屈して日米和親条約を結んだことを憎まれてたわけで、
でもそもそも他の道を選ぶことが可能だったのか・と。
むしろ情勢が見えてた有能だったからこそ井伊大老は革命的な英断を憎まれた??ぽい。
今でいえば総理大臣が国会議事堂に向かうところで殺されたようなものというテロリズムなわけで・・・


アベガーていう人種と錯視してしまいそうやけど
誰かを悪者にすることで自分を正義の位置につけたがってる輩ほどうんざりするものはないな・と。
善悪二元論はあまりにうすっぺらく誰かを不幸にすればその分自分が幸福になれるとでも思ってるのかと><。





孝明天皇は明治天皇のパパで幕末最後の天皇、
降嫁した和宮のお兄ちゃんらったそうやけど
佐幕派で幕府の味方、力を合わせて国難を乗り越えようって立場。
(のわりに幕府に「なんとかしろ」っていうだけで決断できない男?)

倒幕を目論む薩長連合には邪魔な存在で彼がこのタイミングで死ななかったら
朝廷は幕府もろとも廃止されてたかも・・・?フランスやロシアの王族が根絶やしにされたように・・・。



それがうまいこと傀儡として利用できたから軍部は暴走したり
責任は「陛下のご聖断」に被けて勝手ができたんじゃね?というのが星さんの視点。

そうかもねー。
アテシも常々皇族ってセレブというよりスレイヴじゃね?って気がしてたのけど。
(だって基本的人権も剥奪されてるし監視されてるみたいで可哀相!自由にしたげて・・・)
人柱みたいな存在やなあ、と。



大きなうねりのような歴史をあーすればこーすればと考えても
人間の力やましてや個人がどうこうできないのかもしれないけれど
それでも少しでもマシな方向に舵取りしたいのが人間だし歴史の事実からは学べることが多い・・・と
歴史オンチですらそう思ったりした一冊どした。うう~ん!(知恵熱)
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覚悟の磨き方 超訳 吉田松陰/池田貴将


今となってはテロリストの親玉にしか思えなくなってしまった松陰センセイどすが

それでも死後にまで影響力を残すその言葉にはどれだけの熱気が宿ってるのか・・・と興味を持ったものの
完全に本を選び損ねた・というか

日めくりカレンダースタイル?で
一行ほどの言葉を勝手に解説してるだけ・ゆうか、
超訳とつければなんでも許されるわけじゃなかろ・・・と思いましたの><。


前後が見えないと言葉の印象はまるで変わるものだし
マスゴミの印象操作に似た手前勝手を感じてムカ☆イラ★あかんやろこれ!

大奥の女たちの明治維新 幕臣、豪商、大名――敗者のその後/安藤優一郎


明治維新というクーデター/星亮一と同じく敗者側から見た明治維新。
維新後150年という節目の年にもあたり封印されてきた実像に迫る研究が進められているようです☆

これまで「薩・長は勝つべくして勝ち幕府は負けるべくして負けたのだ」・・・という決めつけから語られてきた歴史。
果たしてそうなのだろうか?


この本は当時の記録・記憶を丁寧に掘り起こし
特に敗者となった側にスポットを当ててるのが新鮮でした。



江戸城無血開城はある意味だまし討ち?というか
一旦明け渡すことによって恭順を示しいらぬ抵抗で血を流すことを嫌っただけで
抵抗しなければすぐ戻ってくると信じてたのにそのまま天皇の住まいになった(現在の皇居東御苑)とか。
大奥の御台所だった天璋院篤姫は江戸城奪還に執念を燃やし実家である薩摩藩に書状を送り嘆願するが無視され怒りまくった・という一幕も★
八百万石とも言われた徳川家はわずか七十万石にまで減封、静岡への左遷?で
大奥は実質解散、三万人からいた家臣たちも路頭に迷う><。

それでも昨日までの敵方だった新政府に仕えることに抵抗があった幕臣たちには
無給でもいい・と静岡についていく者が多く、彼らが開墾したのが現在の茶畑のルーツだったり・・・!(シラナンダ)


んー、その後の塗炭の苦しみを予測できてたらもっと死に物狂いで戦ってクーデター失敗したかもの><。

津田梅子や大山捨松などの女子留学生メンバーたちは全員旧幕臣の出で
かわいい年頃の娘を異国の荒波に揉ませる決断は恵まれた立場なら遠慮したいようなものだったのろうねえ。




福沢諭吉や渋沢栄一などの明治の世の立役者たちも海外留学してる真っ最中に幕府崩壊して政権交代の憂き目だったり
幕府・幕臣出身の有能人材も重用されまくったのはそもそもの人材不足で
そりゃまー教育の機会とか素地もあって有利だったのかも?

薩長の目指した世界は廃藩置県による中央集権、世界に伍するための富国強兵?
地方分権体制の藩制度なままじゃ行き詰まっていたから必要な過程ではあったのかも。


にしてもあまりに急ぎ過ぎる転換は不満と軋轢を呼び西南戦争に至ったのもまた自然な摂理だったのか・・・・?




こうして俯瞰してみるとシムシティぽい?というか
こちらに介入すればこちらに不平が出たりかといってなにもしなくても滅亡しそうになったり
解きほぐそうにも入り組みまくっているのが人間の歴史なんでしょうかのう・・・・・・。
でもいっこいっこの原因を知ることで歴史を解明していくことは当時の人間たちの息吹を感じるようで
大変興味深いことでござんすなあ☆^^

明治維新というクーデター/星亮一


う~む、やっと戊辰戦争の全体が見えてきましたぜ★


星さんは大分会津に肩入れしとらっしゃっる気配がしたけんども
薩長のならず者っぷりというか
勤皇を唱えつつも天皇を傀儡とし不都合とあらば消しちゃったり・・・(孝明天皇毒殺説)

そもそもで言えば会津をあそこまで叩きのめす必要も無かったわけで
木戸孝允が新選組に朋輩を痛めつけられた私憤にその上司である会津の殿様の首を執拗に要求して、

会津だってやだったのに京都警護を命ぜられて幕府からの押し付け仕事を真面目にこなしただけなのにん><。
人一倍損しながら頑張ってた子に全責任を負わせようとしたカタチで筋が通らない★

豚一とまで罵られた徳川慶喜(一ツ橋家出身で豚肉好き)は形勢不利と見るやあっさり手のひら返して恭順、
(晩年は写真撮ったり悠々楽隠居してたみたいけど軽んじられた扱い?はそのせいかな)
テロリスト集団とも言える薩長の好きにさせたらとんでもないことになる、と奥羽列藩連合をつくり徹底抗戦。


榎本武揚の艦隊が間に合えばあるいは勝利の可能性?だったのに
勝海舟が引き留めて待てど暮らせど来ぬ援軍><><><。

しええ・・・!
河井継之助の長岡藩も善戦してかなりの痛手を与え
会津に一番乗り込みたかった長州軍を足止めしたけど
薩摩や土佐の愚連隊に狼藉三昧された会津藩・・・・!
質素剛健でコツコツ蓄えてた財産は強奪されまくり幼老婦女には悪辣三昧???

あげく鶴ヶ城にはろくな兵糧もないことを知りながらあえて停戦を受け入れなかった地獄絵図?


・・・のわ~!><。
丹念な一次資料の掘り起こしで悲惨な戦争の実態が明かされていきますえ★



今回理解できたのはそこまで彼我に力の差は無かった・・・・っちゅうことでっしゃろか。
少なくとも義があった(民衆人気も)のは会津側の方で、運命の天秤がちょっと傾いだ結果がこのザマ><。
(だからこそ「勝てば官軍」という言葉が出てきた・・・?)

それを天命というのは歴史の後付けではあるのかもしれんし
そもそもそもそもで言えば
そこまでの歴史で外様扱いされてた恨みが膨らみきってたところの開国という刺激で転覆することに?



礼儀もわきまえない芋侍集団だった薩長だから?鹿鳴館とか無様で付け焼刃な外交&政治だったらしい明治政府は
そのまま太平洋戦争の愚策につながる歴史なのに
いまだにこの国の総理経験者は圧倒的に長州閥が多く、現行の安倍総理も・・・!

150年前にあった明治維新という蛮行
「あれはクーデターに他ならなかった」と検証しなおす内容の本でした。


歴史って残酷★そして北方開拓の捨て石にされた会津の恨みが消えないことも
東北地方が貧しく娘を売るしかなかったのも故あってのことだと理解理解・・・!
(新潟出身の田中角栄が陥れられたのも?)





そりにすてもわずか30歳で没したにもかかわらずその弟子たちに影響与え続けてついには一国を転覆させた
吉田松陰のクレイジーさがいよいよ気になる!



という本が松陰語録の超訳版らしいので確認したい☆
(修造日めくりみたいな熱いものかしら??ギラリン!)

鉞子(えつこ) 世界を魅了した「武士の娘」の生涯/内田義雄


長岡図書館でご本人寄贈本?読み🎵


「武士の娘」つーたらアテシはちくま文庫版

で読んだけろ分厚くて文庫なのに1000円くらいした(当時定価で買った記憶)けど面白かったなあ!
長岡藩の家老の娘だった著者が幼い頃を思い出してその暮らしぶりを書いたもので
優しい語り口の中に当時のワンダーと厳しく優しい家族の姿が浮かんでいた。
なんか数奇な運命?で渡米したお方であるらしいのけど
著者は日本人なのになんで訳者が別にいるの?・・・という不思議。



その後アーサーゴールデンの「SAYURI」を読んで(映画化の三年前くらい?)

(↑主演が中国人なのはイカさなかったナ★チャン・ツィイーは美人だし好きなけど)


その序文でも「武家の娘」と鉞子さんに触れられてておろろいた☆ナンデ?とオモたら、
そもそも「武家の娘」は1925年米国で発表され世界的大ヒットしたベストセラー本だったのよ★

その著者である杉本(旧姓稲垣)鉞子の生涯を同郷の縁から興味を持った元報道マンで現ライター?の内田さんが
地元のネットワークも駆使して丹念に掘り起こした熱意あふれる一冊(キラリ)。
前二冊を読んでるからか、ますます面白かった!!


つうか戊辰戦争関連本も何冊かは読んでるけんど
むしろ読めば読むほど分からない・・・状態がかなり救われた、感じ。^^

うン、将軍さまからして江戸城明け渡して大政奉還の流れは逆らえない雰囲気?だったぽいのに
なんでそれに抵抗してナンデよりによって長岡藩が賊軍になってしまったのか・・・?がわからんちンだったのけど
河井継之助が過激な武装中立派だったのに対し鉞子父は他の多くの藩に追随する穏健・恭順派だったのネ★
(天狗党とかも粛清されたり開国と忠義の間で引き裂かれた時代で革命は血を呼ばざるを得ない??)
河井も鉞パパも同じ家老とは言え稲垣家は藩の後見格の二千石、
叩き上げの切れ者だった河井には9歳年下の鉞パパはへなちょこボンに見えてた?みたい><。

これまで読んだのはわりかし河井寄りの視点が多かったけんじょ
あとから考えたら恭順してた方が被害は少なかったんじゃ・・・て気もする。歴史にIFは無いけれど★
(河井が有能すぎた、せめて鉞パパと年齢逆だったら・・・)
(ガトリンクも値段ほどは役に立たなかったみたい・・・
そも隠し資産?が小藩のわりにあったのが悪いのか
「在常戦場」でため込んだお金はご禁制の密輸で稼いだ・・・って、
『そちも悪よのう』がいつも越後屋なのはそんな歴史?)

奥羽列藩側が勝利してたらどんな戦法も評価されてたんかもしんねけど
泣いてヤメレという村人の前で村落に火をはなったり、かなりの悪行もしてたっぽい過激派たち。
戦後河井をもてはやしたのは赤穂浪士的なアレかねえ・・・(処刑しといて復権的な)。


そんな逆境からの鉞っちゃんちのリスタート、
パパは失職、旗本暮らしに絶望して民営化?武家の商法でうまくもない旅館経営とか荒波。
その長男・平十郎(のちに央と改名)は嫡男として父と命運を共にしたPTSDか学問にも身が入らず結局半端な人生><。
けんど一旗揚げようと渡米したところで出会った貿易商・杉本松雄に救われ命の恩人とも言うべき彼と
妹の鉞との縁談を決めたのがこの兄で☆


ふ~ん、それで鉞っちゃん渡米したんか。
てか話がまとまった当時、鉞っちゃん14歳!そこから英語習得のために東京のミッションスクールへ。
卒業後、さらに五年間給費返還の代価労働で教師として働いて・・・って
夫の元へ渡ったのは24歳、なんて気の長い時代やあ!><。

結婚生活は実質10年ほど、会社が傾き立て直し中で実家に帰されてる間に夫は病死・・・・
二人の娘をかかえ鉞は・・・!



米国での暮らしをなにくれとサポートしてくれたミス・ウィルソン。
これが理想の百合関係というか実質夫とよりも深い縁?^^お姉さま~!!
16歳年上の彼女は姉のように母のように鉞を導き、実質「武士の娘」も共著みたいなもので
だから欧米人に受けた面もあるにしても日本文化を愛し鉞の実家に二年以上ホームスティしたり
控えめな影の存在ながらその高雅な意思と美意識、鉞との心からの敬意に満ちた交友がなければ
この本は書かれることもなく世界ヒットもなく・・・・
この本や新渡戸稲造の「武士道」で良いイメージを売ってたからこそ現在の日米友好があったのかも?

アチシもなんで原爆落とした国と戦争してたなんか信じられないほどのべったりぶり?が不思議らったけど
それ以前の歴史で日本の良いイメージを売り込んでた人たちがおったのネ!と目ウロコ。
その中でも鉞ちゃんは女性として女性でしかできなかったカタチの民間外交官だったと🎶

さぁすがあ!
文章を書き始めたのは経済的な理由のダメ元ではあったものの
その爽やかな人柄の現れるエッセイに目を留めた
当時人気作家兼編集でもあったモーレーに自伝執筆を勧められ世界的ロングヒット、
名門コロンビア大学の特別講師に就任。着物姿で日米友好に務められたと☆


未亡人となり娘と引き離されないために頑張った鉞ちゃん、
日米どちらにも通用する教育を受けさせた娘たちも縁を得て伴侶を持ち
まだまだ活躍する意欲もあったものの帰国時に体調崩しそのまま滞在延びてるうちに大戦勃発・・・!
愛する二国の戦時中にはその心を痛めながらも戦後また
くじけない誇り高さと非戦と奉仕の心で愛され続けた生涯であった。


そもそもその生誕時からして戊辰戦争の敗残者としてのスタート、
無一物から教育の途中でキリスト教徒になった鉞にとって無私のピューリタン的な生き方は自然なものであり
周りはその清廉な人柄を愛さずにはおれなかった・と☆

品格ある生き方とは鉞っちゃんのようなことを言うのでね?
もっともっと知られるべき人物であり読まれるべき本だと思いましてよ!!!!!!


朝の連ドラになってもいいんじゃなくて!?えねっちけーさん^^☆
プロフィール

麗藤ちよこ

Author:麗藤ちよこ
ちよこのブログへようこそ!

昭和中期生まれの老嬢が
感動したり興味を持ったりしたことを
節操なくミーハーに書きとめています。
主に読書日記。(腐傾向・雑読)

きわどい話題もありますので
精神的にお子様な方・シャレを理解なさらない方は進入禁止で★


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『面白きこともなき世を面白く・・・』
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