哀しい目つきの漂流者/工藤美代子


カナダに生きた日本人娼婦たちの歴史を掘り下げたノンフィクション。


はじめは彼女たちの恥部を曝すような取材に懐疑的だった著者が
最後にはその逞しさといじらしいような生き方に共感し
どこにでもいる普通の女として精一杯に生きていた彼女たちへの敬意に意識が変わっていくところが良かったです。

売春婦なんて自分から望んでなる女は一人もいないとしても
ニーズがあってそれしか生きる方便がなかったり
親の借金や男に騙されて身を堕とす女は枚挙にいとまがないとして
そのすべてが自堕落で蓮っ葉なだけであるはずがなく・・・・><。


よく聞く女の二元論、「男は女を聖女と娼婦に分けたがる」という言い草がどうにもアチキにゃあ腹立たしいのけど★
母や妻になれる清らかな女と性欲処理以外では触れたくもない汚れた女に分けたがる心理・・・・!

アチシに言わせれば生まれたときから処女じゃなかったオンナはいないし
どんな女も女に生まれたからにはその性を商品化される可能性を否定できない・ってこと(高値か安値かの違いはあっても)。
そのたった二つの要素ですべてのオンナは同等の生き物なのに

女に値札をつけるのは他ならぬ男たちでありながら
まるで人種が違うかのように選別したがるある種の狡さ?が許せないのす><。



女の肌を求める男がいて
充分ペイできる経済格差がある限り売春という醜業は無くなるはずがない。
(売買が成り立たなければレイプという収奪が横行するだけ?)

だとしても奪われるだけに終わろうとしない果敢で可憐な女性たちの勇気、
富国強兵が叫ばれた時代の主要輸出品目?だった娘子軍たちの歴史に強く惹かれるのだよ☆彡


おらみてな器量も才覚もおろそかなオナゴじゃ大してお客もつかなかったろうけど
表紙の美人・メープルさんや(お客の子であろう混血児をつれて帰郷)
娼館経営から白人労働者を100人も雇う製材所経営まで成り上がった布田夫妻、
切り裂きジャックを連想させるショッキングな事件の被害者となったヂョネー(Jenny)とか
悲喜こもごもな歴史曼陀羅に懸命に生きてきた先人たちのあがきに頭を垂れるばかりでござりまするる☆ミ





当時はカナダ在住の大学教授夫人だった美代子たんは
異国暮らしに限界を感じて離婚→帰国していく友人たちと同じく
自分もまた漂流者としての自分をこの作品を通して自覚しちゃったんろうか・・・・。
本格的に筆で生きていくことを覚悟したターニングな作品みたひ★
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自由訳・養生訓/貝原益軒/工藤美代子


あの「接して漏らさず」の養生訓を工藤美代子が現代訳、解説付きで読みやすくアレンジした一冊☆

若い頃の不養生で?更年期に苦しんでいた工藤さん自らの体験も含めて
養生することの大切さを説いておられます。


アチシも高脂血・糖尿予備軍として医者から指導されたような内容
(腹一杯になるまで食べるな、食後はすぐ寝ないで軽く運動しろ)が300年前から言われてたことを知って驚いたり
子供は三分の飢えを味あわせよ、とか飽食の弊害を説き
ほどほどに生きること、余力を残すことの重要性を。


Hもし過ぎると健康に害があるらしいので
BLの絶倫攻めたちの老後が心配になってしもうたちよこなんれございましゅ><★

もしもノンフィクション作家がお化けに出会ったら/なぜノンフィクション作家はお化けが視えるのか/工藤美代子



アチシは心霊体験もないしできれば一生幽霊のたぐいには遭遇したくない・と思ってるんやけど
目に見えないものに対する敬虔な気持ちは大事にした方がええんやないか、とも思ってます★

工藤さんはノンフィクション作家の立場からなるべく真実をありのままにつづるというスタンスで
これまでに体験した立証が難しい不思議ごとを書き留めておられます。


いわゆる「見える人」というのが時々おらっしゃるけど
見えるからといってあまり人生の役に立った、という話も聞かないな・と
ドケチなアチシはコスパ最優先の損得勘定をしちゃういやしんぼ><。
(危機回避くらいには役に立つかも?)

実際現世に思いを残すひとの言葉を聞いたところでどれだけのことはできるかと思うし
下手したらかえって恨みを増幅しちゃうんじゃないかな?
むしろ情けをかけるとつけあがってこちらを支配しようとしてくるんじゃない?
それくらいならスルー検定上達して守護霊敬う方が建設的なんでは・・・・と。^^


体験談に耳を傾けつつあってもなくてもいいように心構えだけはしとけば保険になるか・・・ナ?


工藤さんも含め「見える人」や「感じる人」は多分チャンネルが近いというか
体質的なものでどうこうしても変えようがないみたいだから
甘んじてそれを受け入れるしかないみたいですのう★ご同情。

関東大震災「朝鮮人虐殺」の真実/工藤美代子


そりゃそうだよね、と違和感払拭された気。


関東大震災時に「朝鮮人が毒を井戸に入れた」とデマがとび
無辜の在日朝鮮人が殺されまくった・・・・という話はどーもどっかオカシイ気。

日ごろの行いがよろしかったらそんなことにはならなかったのじゃね?
そもそも国を喰い詰めてきた貧しい層が大多数にしろ
疑われてもしょうがない行いをしてきたからとしか考えられなかった。


地勢力学的に大国の軋轢の犠牲を受けやすい被害者であることは同情するけど
日韓併合で医療や衛生が飛躍的に向上したのは感謝されこそすれ
増えた人口が食い詰めて日本に流入、治安低下&テロ計画?はあまりに利己的><。



んー、テロリストは実際にいたらしいし
災害に乗じた無法者もいたっぽい。
正確な被害状況は今となっては時間のかなたで当時の混乱にも正式な立件→ジャッジは不可能だろうけど
その後の歴史(朝鮮進駐軍の無法ぶりとか・・・)を思えば事実無根とも思えない。


なにより南京事件や従軍慰安婦の強制連行とかと同じで
被害者側(?)の言い分を聞いてると当時の人口以上の被害者数になってしまうロジック?

虐殺数を鵜呑みにすると震災死した朝鮮人はゼロになってしまう・とか
針小棒大・白髪三千丈・・・・で大げさに言い過ぎると
かえって信用されなくなって卑小な印象しかなくなってしまうのは自業自得、かな?




同じような本をべつの人も書いてるのかあ・・・・とオモたら
工藤さんの旦那さん名義で内容はほぼ同じ、実際は共著みたいなモンだからという言い訳らしい。
ちょっと信頼度低下★

ホロコースト?

悪名の棺 笹川良一伝/工藤美代子

笹川良一ってわしらの世代には
「一日一善!」で「戸締り用心火の用心」で老いた母を背負ったええお人やと思ったら、
なんか昭和の黒幕とか戦後の大物フィクサーとか悪の権化みたく囁かれて
・・・・結局どおゆうお人なの?と気になってたので何冊か読んでみることにした★

一冊目はそれにつけても今朝の骨肉の工藤美代子さん筆。
少女時代?にバンクーバーのパーティで実物を見かけたことがあったんて。
(野球雑誌社社長だったお父様についてったのかな)

そのインパクトある存在から生涯を辿ってみた数十年後、
莫大な財産を稼ぎ出しモーターボート協会の胴元で稼いだ金でハンセン病撲滅に尽力し
風呂の水さえケチる始末屋かと思えば沈没船引き上げ事業で膨大な資金を失い
愛人を何人も持ち関係した女が死ぬと仏壇に自作の短冊で菩提を弔い
(川島芳子をはじめとしておよそ70名?艶福家として有名だったとか)
それだけ多くの女と関係しながら子供を産ませた女はたった一人で三人の息子を産んでくれた女は
籍も入れてやらず経済的にも困窮させたみたい><。
(A級戦犯として巣鴨入りしてたりで余裕なかったにしてもヒドイ扱い★)

実際やり手でモテたらしいし、時代的にもあんまり女性の地位や権利が認められてなかった・てのもあるにしても
若い美人を何人も娶っておいてあんま誠実じゃなかった事実を知ってアテシの評価はだいぶん下がってしまいもした><。やん!


裏切られても騙されても誠実に国家や戦犯や無辜の弱者のために尽くし続けたのは偉いし
どんな逆境にもめげず生き抜いた無欲の人(死後の遺産はほぼゼロだったらしいし)、
男ならかくあれかしという人生だったかもしれないけど
まだ納得いかないので次は

で視点を変える。


美代ちゃんは笹川オヤジのファンなのう?・・・って依怙贔屓疑惑★^^
(アチシは三兄弟母の喜代子ママンに加担しちゃったから博愛ジジイが許せなんだ><。)
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麗藤ちよこ

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