王妃マリー・アントワネット (「知の再発見」双書)


このコンパクトなサイズで充実した内容、
マリー・アントワネットの生涯をむぎゅっと詰め込んだ一冊。

いままでに見たことのない資料がわんさと絢爛な時代の空気を感じました☆


若い頃は軽薄で勉強嫌いだったマリー・アントワネットが
窮地に追い込まれてからようやく?王妃の自覚ができたのかどんどん立派な人物になったというか
艱難汝を玉にすちゅうことなんですかのう><。

ルイ16世も後年愚鈍などではない、思慮深いお人柄だった・とか再評価されつつあるらしいけんじょ
人の上に立つものとして決断ができないのは致命的すぐるよなあ・・・。
拙速は巧遅に勝るのぞ。
ヴァレンヌ事件にしてもフェルセンがつきそってたら成功したじゃろうに★

「16世の傍には男が一人しかいない。彼の妻だ」とは政治家ミラボーの言葉。


プチ・トリアノンやアモー(人口村落)をつくらせ好みの調度や装飾を凝らせた「アントワネット様式」を見ると
その卓越した美意識はインテリアデザインなんがのセンスとしては抜群だったんじゃね?
結婚証明書のサインのまずさからてっきりアホの子扱いしとった。不敬罪が適用されそげ><★

時に残酷な悲劇だからこそ人の心と記憶には残るのじゃろうけぞ
栄華とギロチンの落差に世の無常を感じざるを得まてんわ・・・!
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フランス反骨変人列伝/安達 正勝


 (集英社新書)フランス反骨変人列伝 (集英社新書)
(2006/04/14)


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変人好きなので読んだった。

サンソンの話は以前読んだ国王ルイ十六世の首を刎ねた男と内容かぶってる?かと思ったら
あれは4代目でこれは6代目、
サンソン家の歴史を詳細に記した「回顧録」を書いたお方でムッシュ・ド・パリ(処刑人)としては最後のサンソンやのね!



あ?そえば

イノサン 1 (ヤングジャンプコミックス)イノサン 1 (ヤングジャンプコミックス)
(2013/06/19)
坂本 眞一

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のサンソンはアチシの知ってるサンソンと印象違いすぎるわ~★と感じておったんけど
6代目の方だったのかな?・・・でも車弾きとかは末期はほとんど行われてなかったらしいし・・・う~ん?
完結してから検証しよっと。


6代目はヘタレでヘタレで家業がやーでやーでしょうがないんけど
父(5代目)を悲しませたくなくって継いだものの
ストレスのはけ口?としてバクチや遊蕩に散財して
それまでにおじーちゃんたちが蓄財した莫大な富をあっちゅーまに使い果たしたボンクラで
しまいにゃー商売道具のギロチンまで差し押さえられたとか☆

そんなこんなで大嫌いだった仕事から罷免されて
ようやくこころ静かに暮らせるかと思いきや
ご先祖さまへの罪悪感?から回顧録を緻密に(懺悔のように?)綴ったのでした。

全6巻の長編ながら当時のベストセラーに☆
→安達さんが読んでご紹介くなさったからアチシらもその数奇な人生を知れたのネ!^^





ほかに3名の変人として

国王に愛する妻を寝取られて唯一歯向かったモンテスパン公爵、
(他の寝取られ夫は見返りを受け取って黙認・・・><)

フランス革命~王政復古とめまぐるしい権力の趨勢に翻弄された愚直な軍人・ネー元帥、

そして犯罪者詩人・ラスネールのことが紹介されてます。





ラスネールは頭は良かったものの親の愛を得られず金銭的にも恵まれなかったことから犯罪に走り
裁判中のパフォーマンス(事件を自ら語りながらショーアップ?して魅せた)で注目される流れに。

自分の才能に自信を持ち、しかるべき手を差し伸べられたら成功したはずだ
犯罪に走ることもなかったハズだ・・・という主張。

韻を踏んだ高等なシャンソンなんかを獄中から発表してヒットさしたりしたとか★


・・・・なんか木嶋佳苗にもちょっと重なってきたけど
アチシはアレ思い出したよ、「地上」とかいう小説書いて熱狂的な人気があった・・・
たしかモックンさんが主演でドラマ化された・・・・

涙たたえて微笑せよ-明治の息子・島田清次郎 TVドラマデータベース←これだあ!

その少し前に評伝も読んだんだ確か。
天才と狂人の間―島田清次郎の生涯 (河出文庫)天才と狂人の間―島田清次郎の生涯 (河出文庫)
(1994/02)
杉森 久英

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だと思う。


最後は狂人になって獄中死したんでなかった?


劇場型犯罪者つーのか、利己的で反社会的な人間だけど変な魅力があって人の目を惹きつける人種・・・ってことかなあ。





変人ほどウォッチング対象として面白いモンはないよね☆
(巻き込まれるのはまっぴら!なけど><。)

フランス革命 (図解雑学)/安達 正勝

border=フランス革命 (図解雑学)
(2010/04/09)


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サンソンの安達さんの御本を見っけて読んでみた。

断片的にしか知らなかった事件を時系列に沿って教科書スタイル?っぽく解説。
その事件が何を原因にして引き起こされたか、そしてその結果どういった事件に発展したか・・・が
豊富な図像と挿絵によって理解しやすかった。


革命によって国王夫婦がギロチンにかけられたところだけは知っていたけど
そうならざるを得なかった事情(経済の疲弊と冷害による民衆の飢え)とか
革命によって周辺国の全て(王制存続を守ろうとする)を敵に回してしまったフランスは一国で立ち向かい
そして英雄ナポレオンの登場によって革命の時代は終わる・・・。



革命はいずれは起きる運命だった。それの皮切りがたまたまフランスだったことは歴史の偶然に過ぎない・・・
て仰る安達先生のお言葉は
民主党による政権交代をソレと重ねる序文によって無意味になっちゃっちゃってるYO><★
2010年の時点ではまだ期待されてたのねえ。
(アテシは信じられなかったけど、信じて期待してしまったひとたちが多かったからしょうがないのね・・・)

民主党が世界にばら撒いた30兆円の内訳。 NAVERまとめ
↑たしか、「埋蔵金があるから増税は必要ない」とか言ってたよね?バラ撒いてどーするの!



はああ★
歴史は離れて見ないと全体像が見えてこない宿命?なのねえ。

英仏百年戦争・ダルタニャンの生涯/佐藤賢一

英仏百年戦争 (集英社新書)英仏百年戦争 (集英社新書)
(2003/11/14)
佐藤 賢一

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ダルタニャンの生涯―史実の『三銃士』 (岩波新書)ダルタニャンの生涯―史実の『三銃士』 (岩波新書)
(2002/02/20)
佐藤 賢一

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の二冊をあっちゃこっちゃしながら読んだ。
(「ダル」が貸し出し中で「英仏」を先に読み始めたら「ダル」も来た)




「三銃士」は昔NHKでやってた
ワンワン三銃士 BOX [DVD]ワンワン三銃士 BOX [DVD]
(2005/04/27)
間嶋里美、野島昭生 他

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をうっすら憶えてる程度?で教養がないアテシなので

『ダルタニャン』は実在した!!と言われても、ふ~ん・・・としか思いませんが。^^
(だいたい、「銃士」ってナニ?銃を持った騎士?・・竜騎兵って竜に乗った騎士じゃねえの??)



もうちっとおらみてえな物知らずにもわかりやすく書いてもらいたい><・・・と思うほど
詳細な血縁・地縁データを年代順につらねて資料的価値の高さはあるんだろうけど読みにくかった★

実在のダルタニャンの人生はデュマが描いた読み物ほどは痛快波乱ではなかったけど
ガスコーニュの田舎から立身上京した青年が時の権力者(若きルイ14世)の信頼を得て出世し
その信頼に答えようと国を縦横に駆け回って任務をこなしつつ
疑獄事件?のフーケを護送する際には王の不興を買ってまで情けをかける騎士道魂
若き後進たちに私財を投げ打って助力に努めた為?か遺産はその位に見合わないほどみすぼらしいものだったとか
資産家の妻とはそりが合わず?子まで成しながら別居婚が続いてたりと
苦労のわりにむくわれてないような気がしたけど(英雄として語られてるわりに)

豪快な薩摩隼人?だった西郷どんが今も愛されてるのに通じる英雄譚かしらね?^^


ダルタニャンの出身地が国境付近の係争地で勇気ある若者の産地?つうか
貧しい田舎貴族の次男以降の就職先として軍が人気だった時代。

そ-いや今もフランスには『外人傭兵部隊』みてーなのがあるのはその流れ?かと思ったら
ナポレオン以降の歴史なのね。→フランス外人部隊 wiki







同時に「英仏百年戦争」を読むことで当時のフランスの国際状況?がなんとなくつかめて良かった☆^^


つーか「百年」でもなかったし「英」も「仏」もなかった・・・
あげく歴史とはフィクションであるとか言われてもキョトーン!ですが、

実際当時のめまぐるしい国境線は「国家」という概念が確立する以前の群雄割拠?状態で
力を持つ領主たちの権力争いに過ぎなかった。
ましてや「王家」もゆったもん勝ち?王家より強大な領主もいたし
そもそもイギリス王家のルーツはフランス貴族の一員だった
今のフランスの半分以上を所有してた時代もあった。

ええ~っ!?
同じ島国?としてイギリスに親近感を勝手に抱いてたけろ
英仏二重王国?状態だったのね。ドーバーは泳いで渡れる距離らしいしなー・・・。
(日韓ももっと近かったらさらにえらいことになってた?)




つーかアイルランドは島として別だからなんとなく位置わかってたけど
スコットランドが英国の一部(イングランド北部)で
ウェールズとともにサッカー代表とかで複数国分の枠を押さえてることがある
(イングランド・スコットランド・ウェールズ・アイルランドと4チーム分?)
なんてはじめて知った!

フランス北部のノルマンディ領も取ったり取られたりの歴史?

ボルドーを含む豊かなアキテーヌ公領、
ブルターニュ公領・ブロワ伯領などが自治領に過ぎなかった時代のフランス王家の支配が及んだのは
わずかにパリやオルレアン、ブールジュの狭い区域のみだったのが
それぞれの戦いを通して国家としての体を成していったのが後世言われる百年戦争であり

実は戦争の勝者は国によって違う?
(つまりそれぞれ自分側が勝った、と主張)
とか、ますますワガンネ★^^

文豪・シェークスピアの虚構もあるけど
いかに人間は都合のいい方を信じやすいかの証明??

そもそも戦争に本当の勝者なんかいない・・・><とも。





以前レディーミツコの本読んで
当時はオーストリアだった地が現在はチェコだとか

スイスが永世中立国になったのはハプスブルグ時代とかの紛争に
どっちに組しても結局自分たちが疲弊することから選んだ選択だった?とか

欧州の世界地図と歴史とは切っても切れない複雑さやんなあ・・・と思ってたけど

この一冊で時代と地理とをざっくりとでも捉える感覚をおぼえたのはなかなか収穫やった☆^^
(自分ではなんとなくでも解った気でいても説明をできないレベルなのは変わらんのだが・・・><。)




つうか佐藤賢一さんたら作家のくせになんでこんな西洋史詳しいのお!すげす。

王妃の離婚/佐藤賢一

王妃の離婚 (集英社文庫)王妃の離婚 (集英社文庫)
(2002/05/17)
佐藤 賢一

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読了☆おもしろかった。


1498年フランス。時の王ルイ12世が王妃ジャンヌに対して起こした離婚訴訟。
美男の夫は醜女の妻との結婚は強制されたものであり、実体はなかった・・・と主張する。

孤立無援の王妃は抵抗する術もなく妻の座を追われるかに思われたが、一人の田舎弁護士の登場によって
裁判は思わぬ方向へ・・・・?


以下、ネタバレ

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麗藤ちよこ

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